
区分マンションと一棟物件は売り方がどう違うか
買主の顔ぶれも、価格の決まり方も違います。両方をお持ちの方が、それぞれをどう扱うべきかを整理します。
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検査済証がない物件でも売却はできますが、融資を使う買主が限られ、価格や期間に影響が出やすくなります。検査済証とは何かを初めての方向けに説明し、代わりに確認される書類や調査、売る前に手元でそろえておきたい資料、調査をするかどうかの判断の目安をまとめました。
検査済証がなくても物件は売れます。ただ、建物が建築時の基準に合っていたかを確かめにくいため、融資を使う買主が限られ、価格や期間に響きやすくなります。役所で取れる記録や図面をそろえ、融資に頼らない買主も含めて検討するのが現実的です。
古いアパートや戸建の売却を考えて書類を探したところ、「検査済証」が見当たらない、というご相談は珍しくありません。結論から言うと、検査済証がなくても物件を売ることはできます。
ただし、建物が建てたときの基準に合っていたかを確かめにくくなるため、融資を使う買主が限られ、価格や売却までの期間に影響が出やすくなります。どんな影響があり、何で補えるのかを順に説明します。
建物を建てるときは、工事の前に計画が建築基準法に合っているかの確認を受けます。このとき交付されるのが「確認済証(計画が基準に合っていると確認された証明)」です。
工事が終わると、計画どおりに建てられたかの検査を受けます。これに合格すると交付されるのが「検査済証(完成した建物が検査に合格した証明)」です。つまり、確認済証は「計画の段階」、検査済証は「完成の段階」のお墨付きと言えます。
古い建物では、完了検査そのものを受けていないケースが少なくありません。また、検査は受けていても、書類を紛失していることもあります。この2つは状況が違うため、まずどちらに当たるのかを確かめることが大切です。
| 場面 | 起こりやすいこと |
|---|---|
| 買主の融資 | 建物が基準に合っているかを重視する金融機関では、融資を受けにくい、または条件が厳しくなることがある |
| 買主の数 | 融資を前提にする個人の買主が外れやすく、自己資金で買う買主が中心になる |
| 増築・用途変更 | 将来、増築や用途の変更をするときに、今の建物の状況を説明する手間が増える |
| 価格 | 買主が限られることや、調査の手間・不明点の分が差し引かれやすい |
| 期間 | 買主の融資審査で話が止まり、売却までの期間が延びることがある |
影響の大きさは物件によって違います。例えば、同じ検査済証のない物件でも、完成後に増築していない建物と、無届けで増築した可能性がある建物とでは、買主の受け止め方が変わるでしょう。
検査済証がない場合、買主や金融機関は別の資料で建物の状況を確かめようとします。売主の側でも、次のものを用意できるか確認しておくとよいでしょう。
役所で記録を調べる際は、建物の所在地(地番)と建築時期が分かると話が早く進みます。
検査済証がない物件で、売主が迷いやすいのは「調査をしてから売るか、そのまま売るか」です。目安としては、次のように考えると整理しやすくなります。
| 物件の状況 | 考え方の目安 |
|---|---|
| 規模が大きく、融資を使う買主に広く売りたい | 調査の費用と時間をかけても、買主の幅が広がる可能性がある |
| 築年数が古く、建物より土地の価値が中心 | 調査をしても価格が大きく変わらないことが多い |
| 無届けの増築などがありそう | 調査で是正が必要と分かる場合もあり、費用が読みにくい |
| 早く手放したい、手間をかけたくない | 現状のまま、自己資金で買う買主に相談する |
融資の付きにくい物件ほど、自己資金で買う買主が現実的な売却先になります。こうした物件の扱いは訳あり物件の買取のページでも紹介しています。
必ずしもそうではありません。完了検査を受けていないだけで、建物自体は計画どおりに建てられていることもあります。一方で、完成後の増築などで基準に合わなくなっている場合もあり、書類がないだけでは判断できません。個別の判断は建築士などの専門家に確認が必要です。
検査済証そのものは、一般に再発行されません。ただし、検査を受けた記録が役所に残っていれば、その内容を証明する書類を取得できる場合があります。まずは建物のある自治体の窓口に問い合わせてみてください。
分かっていることは、査定や契約の前に伝えておくのが基本です。後から分かると、価格の見直しや話の白紙化につながることがあります。
検査済証がないと分かると、売れないのではと心配になるかもしれません。実際には、手元にある資料と役所の記録を集めれば、買主が判断できる材料はある程度そろいます。
ITTOAは自社で買い取るため、買主の融資審査を待つ必要がありません。書類がそろっていない段階でも査定は無料で承ります。遠方の物件でも、資料のやり取りと電話・オンラインで進められます。
売却するべきか迷っている段階の
ご相談も歓迎しています。
秘密は厳守します。