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地域別の売却

小樽市の坂の上の物件は、売却でどう評価されるか(道・冬の通行・使い道)

小樽市の坂の上の物件は、売却でどう評価されるか(道・冬の通行・使い道)のイメージ

小樽市の坂の上の物件は、坂そのものより、車が家の前まで入るか、冬に安全に通れるか、建て替えや解体ができるかで評価が分かれます。市の空家等対策計画にある地区ごとの傾向、人口・地価・空き家の数字、賃貸以外の使い道を考える買主の見方まで、査定で確かめられる点を紹介します。

結論

小樽市の坂の上の物件は、前面道路と車の出入り、冬の通行と除雪、建て替えや解体ができるかで価格が決まります。坂の上というだけで売れないわけではなく、これらの条件を資料で示せるかが査定の差になります。

小樽市の坂の上にある戸建やアパートは、坂の上だから売れない、というものではありません。査定で価格を分けるのは、車が建物の前まで入れるか、冬に安全に行き来できるか、将来建て替えや解体ができるかの3点です。

この3点がそろっていれば、眺望や日当たりを評価する買主もいます。反対に、階段でしか行けない土地や、道が狭く重機が入らない土地は、同じ広さでも価格の考え方が大きく変わります。

小樽市の坂の住宅地で、評価が分かれる理由

小樽市の空家等対策計画には、海岸線が69kmあり、背後の山が海にせり出していて平らな土地が少ないと書かれています。中部地区や高島地区などは傾斜地が多く、敷地や道路が狭いため、解体や土地の利用が進んでいないとも記されています。

同じ計画に載っている令和2年の空家実態調査では、地区ごとの差がはっきり出ています。急傾斜地に古い家屋が多い手宮地区の空家等率は8.2%で、市内で最も高い値でした。宅地造成が比較的新しい朝里地区は2.2%、銭函地区は2.6%です。

同じ小樽市の中でも、坂の住宅地と造成の新しい地区では、買主の集まり方が違うと考えるのが実務的でしょう。

査定で確認される「坂の物件」の条件

坂の上の物件で、買主や買取会社が現地と資料で確かめる主な項目は次のとおりです。

項目 確認すること 価格への影響
前面道路 道の幅と、車が建物の前まで入るか 車が入らないと、駐車場を求める入居者や買主が減る
接道 建築基準法上の道路に、敷地が2m以上接しているか 満たさないと再建築不可(建て替えができない土地)となり、評価が下がる
階段・通路 道路から玄関までの段数、手すりや路面の傷み 引っ越しや工事の手間が増え、修繕費が高くなる
擁壁・石積み ひび割れ、ふくらみ、水抜き穴の詰まり 補修が必要なら、その費用が差し引かれる
解体のしやすさ 重機やトラックが近くまで入るか 手作業が増えるほど解体費が高くなる

解体費用の目安は、木造で坪あたり4〜6万円程度です。ただし、アスベストの有無、残置物(残された家財)の量、立地、重機が入れるかで上下します。坂の途中で重機が入らない土地は、目安より高くなる前提で考えておくとよいでしょう。

冬の通行と雪は、価格にどう入るか

小樽市は、国土交通省の資料で市の全域が豪雪地帯に指定されています(特別豪雪地帯ではありません)。坂の住宅地では、雪の量そのものより、雪で道や階段が使いにくくなることが評価に響きます。

  • 凍った坂で車が上れない日があると、入居者の募集で不利になりやすい
  • 階段や通路の除雪を誰がするか決まっていないと、買主は管理の手間を多めに見込む
  • 屋根からの雪が通路や隣地に落ちる配置だと、雪止めなどの手当てが必要になる

除雪業者との契約書や、毎冬の費用が分かる請求書があれば、買主の見込みを実際の金額に近づけられます。冬の費用の入り方は北海道の収益物件の冬の維持費で詳しく紹介しています。

人口・地価・空き家の数字から見る買主の層

小樽市の住民基本台帳人口は、2026年1月1日現在で102,385人です。2016年1月1日の122,927人から約16.7%減りました。2026年の都道府県地価調査(7月1日時点)では、住宅地の平均変動率が▲1.1%でした。前年の▲1.5%より下げ幅は縮んでいます。

令和5年住宅・土地統計調査では、小樽市の空き家率は17.4%で、全国の13.8%を上回ります。賃貸用の空き家は住宅総数の8.4%でした。借り手を探す部屋が多いなかで、坂の上の築古アパートは立地の条件で選ばれにくい面があると言えます。

そのため、坂の上の物件を検討する買主は、自分で住む人より、手を入れて貸す事業者が中心になりやすいでしょう。なお、地価の平均は地点ごとに違い、個別の物件の価格を示すものではありません。

賃貸以外の使い道は、どこまで評価されるか

古い建物を宿泊施設や店舗に変える使い道を考える買主もいます。ただし、用途を変えるには許可や届出、用途変更の手続き、消防設備の追加が必要になる場合があります。車が入らず荷物を運びにくい条件は、こうした使い道でも運営の負担です。

査定では、「別の用途にできるかもしれない」という期待だけで価格を上乗せすることは多くありません。今の家賃収入と土地の条件を土台に考えるのが一般的です。考え方は賃貸以外の使い道は価格に乗るのかで紹介しています。

よくある質問

階段でしか行けない家でも、買取の対象になりますか

対象になります。車が入らないことや再建築不可であることは価格に反映されますが、それだけで相談をお断りする理由にはなりません。今の建物を使い続ける前提と、土地として使う前提の両方から価格を考えます。

冬の間に査定を依頼しても大丈夫ですか

冬のほうが、坂道の凍結や除雪の状況を実際に確かめられる面があります。屋根や擁壁が雪で見えない場合は、雪のない時期に撮った写真があると判断しやすくなります。

小樽市の坂の上の物件のご相談

坂の上や階段沿いの物件は、条件が一つずつ違うため、地区の平均だけでは価格が見えにくいものです。道路や接道、冬の通行が分かる資料や写真をそろえておくと、話が早く進みます。

小樽市の不動産売却・買取のページで、市内の物件のご相談を受け付けています。当社は自社で買い取るため仲介手数料はかからず、査定は無料です。遠方にお住まいでも、資料のやり取りと電話・オンラインで進められます。

参考にした情報

本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。個別の物件については状況によって判断が変わりますので、具体的な相談はお問い合わせフォームまたはお電話でお寄せください。

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