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空室・運用

空室の物件で電気・ガス・水道はどうするか

空室の物件で電気・ガス・水道はどうするかのイメージ

空室の物件では、電気・ガス・水道を全部止めるのが得とは限りません。水道を止めないほうがよい場合が多い理由、電気とガスの考え方、火災保険の見直しを、維持費と建物の傷み、内見への影響から示します。

空室が続く物件や、使わなくなった建物。基本料金がもったいないので、全部止めてしまおうと考えるのは自然です。

ただ、止めることで別の負担が生まれることがあります。売却まで見据えると、判断が少し変わります。

水道は止めないほうがよい場合が多い

理由は3つあります。

空室で水道を止めると起きることの一覧。排水トラップの封水が乾いて臭気や虫が上がる、内見のときに水が出ず印象が悪くなる、漏水や詰まりに気づけず被害が広がる。
  1. 排水トラップが乾く:封水が蒸発すると、下水の臭気や虫が室内に上がってきます
  2. 内見のときに困る:買主や入居希望者が来たとき、水が出ない部屋は印象が悪くなります
  3. 不具合が発見できない:漏水や詰まりに気づけず、被害が広がることがあります

基本料金は月あたり数百円から千円程度です。止めて得られるものと比べて、割に合わないことが多いところです。

止める場合は、定期的に通水するか、排水口に封水の蒸発を防ぐ処理をしておきます。

電気は状況による

状況 判断
共用部の照明・給水ポンプがある 止められない(安全と設備の維持のため)
売却活動中・内見の可能性がある 点けておく。暗い室内は評価を下げる
換気扇を回して湿気を逃がしたい 点けておく
当面まったく使わない 止めてもよい

建物全体で言えば、換気が止まることが最大の劣化要因です。人が住まなくなった建物の傷みが早いのは、湿気がこもるためです。

ガスは止めてよい

使う予定がなければ、閉栓して構いません。長期間使わない給湯器は、それ自体が故障の原因になることもあります。

ただし、内見時に給湯器の作動確認を求められることがあります。売却が近づいたら、再開の手間も考えておきます。

火災保険は必ず見直す

ここが最も重要です。建物を使わなくなった場合、契約の条件が変わることがあります。空室・空き家の状態が保険の対象や条件にどう影響するかは、契約内容によって異なります。

「入っているから大丈夫」と思っていたら、いざというときに条件が合わなかった、ということが起こり得ます。状態が変わった時点で、保険会社または代理店に必ず確認してください。

売却が近いなら

査定や現地確認のタイミングでは、次の状態にしておくと評価が安定します。

売却が近い空室の物件で、査定や現地確認の前に整えておくことの一覧。水道を開栓して通水する、電気を入れて明るく見せる、窓を開けて換気する、草木を刈って外回りを整える。
  • 水道は開栓し、各所を通水しておく
  • 電気を入れ、室内が明るく見えるようにする
  • 窓を開けて換気し、湿気とにおいを抜く
  • 草木を刈り、外から見える範囲を整える

費用はほとんどかかりませんが、印象は大きく変わります。当社は現況のままでも買い取りますが、こうした準備は評価を下げにくくする、数少ない効果的な手当てです。

本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。個別の物件については状況によって判断が変わりますので、具体的な相談はお問い合わせフォームまたはお電話でお寄せください。

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