
退去後の原状回復は、売却の前にしておくべきか。仲介と買取で違う答え
入居者が退去したあとの部屋を、原状回復してから売るべきかは、誰に売るかと、工事費が価格にどれだけ戻るかで決まります。工事の範囲ごとの考え方、仲介で個人に売る場合と買取業者に売る場合の違い、工事費が価格に戻りにくい理由を、試算例と表で紹介します。
続きを読む
空室の物件では、電気・ガス・水道を全部止めるのが得とは限りません。水道を止めないほうがよい場合が多い理由、電気とガスの考え方、火災保険の見直しを、維持費と建物の傷み、内見への影響から示します。
空室が続く物件や、使わなくなった建物。基本料金がもったいないので、全部止めてしまおうと考えるのは自然です。
ただ、止めることで別の負担が生まれることがあります。売却まで見据えると、判断が少し変わります。
理由は3つあります。

基本料金は月あたり数百円から千円程度です。止めて得られるものと比べて、割に合わないことが多いところです。
止める場合は、定期的に通水するか、排水口に封水の蒸発を防ぐ処理をしておきます。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 共用部の照明・給水ポンプがある | 止められない(安全と設備の維持のため) |
| 売却活動中・内見の可能性がある | 点けておく。暗い室内は評価を下げる |
| 換気扇を回して湿気を逃がしたい | 点けておく |
| 当面まったく使わない | 止めてもよい |
建物全体で言えば、換気が止まることが最大の劣化要因です。人が住まなくなった建物の傷みが早いのは、湿気がこもるためです。
使う予定がなければ、閉栓して構いません。長期間使わない給湯器は、それ自体が故障の原因になることもあります。
ただし、内見時に給湯器の作動確認を求められることがあります。売却が近づいたら、再開の手間も考えておきます。
ここが最も重要です。建物を使わなくなった場合、契約の条件が変わることがあります。空室・空き家の状態が保険の対象や条件にどう影響するかは、契約内容によって異なります。
「入っているから大丈夫」と思っていたら、いざというときに条件が合わなかった、ということが起こり得ます。状態が変わった時点で、保険会社または代理店に必ず確認してください。
査定や現地確認のタイミングでは、次の状態にしておくと評価が安定します。

費用はほとんどかかりませんが、印象は大きく変わります。当社は現況のままでも買い取りますが、こうした準備は評価を下げにくくする、数少ない効果的な手当てです。

入居者が退去したあとの部屋を、原状回復してから売るべきかは、誰に売るかと、工事費が価格にどれだけ戻るかで決まります。工事の範囲ごとの考え方、仲介で個人に売る場合と買取業者に売る場合の違い、工事費が価格に戻りにくい理由を、試算例と表で紹介します。
続きを読む
家賃の滞納がある部屋を含む物件でも、売却はできます。ただし買主は、滞納分を入ってこない家賃として扱い、回収や明け渡しの手間も見込んで価格を考えます。滞納の期間・金額・督促の経過・保証会社の有無をどう伝えるか、評価への影響と売る前にやっておきたいことを示します。
続きを読む
2023年の住宅・土地統計調査で、空き家は900万2千戸、そのうち約半分の443万6千戸が賃貸用の空き家でした。この数字が地方の賃貸オーナーにとって何を意味するのか、全国の平均を自分の物件に当てはめずに、競合の中での立ち位置を確かめる見方と、判断の分かれ目を示します。
続きを読む売却するべきか迷っている段階の
ご相談も歓迎しています。
秘密は厳守します。