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区分マンションと一棟物件は売り方がどう違うか

区分マンションと一棟物件は売り方がどう違うかのイメージ

区分マンションと一棟物件では、買主の顔ぶれも価格の決まり方も違います。それぞれに特有の事情と、両方を持っている場合の売り方の考え方、先に確認しておくことを示します。

相続などで、区分マンションと一棟アパートの両方を引き継ぐことがあります。同じ「収益物件」ですが、売るときの事情はかなり違います。

買主の顔ぶれが違う

区分マンションと一棟物件の買主の違いを比べた図。区分は個人投資家や自宅用の買主が多く、同じ建物内の事例で価格の目安を立てやすい。一棟は投資家や事業者が中心で買主が少なく、評価の幅が広い。
区分マンション 一棟物件
主な買主 個人投資家、実需(自宅用) 投資家、事業者
買主の数 多い 少ない
価格帯 比較的小さい 大きい
比較のしやすさ 同じマンション内に事例がある 同条件の事例が少ない

区分は買主の母数が多く、同じ建物内の取引事例があるため、価格の目安が立てやすい。一方、一棟は買える人が限られ、同条件の事例も少ないため、評価の幅が広くなります。

区分特有の事情

  • 管理費・修繕積立金:毎月出ていく。滞納があると引き継がれるため、必ず精算する
  • 修繕積立金の残高:全体でいくら貯まっているか。不足していると将来の一時金の可能性がある
  • 管理組合の状況:総会の議事録や長期修繕計画が、そのまま資料になる
  • 空室にすると実需に売れる:自宅として買う人にも売れるため、価格の付き方が変わる

最後の点は区分ならではです。賃貸中と空室で、買主層そのものが入れ替わります。

一棟特有の事情

  • 建物全体の維持管理を、自分で判断できる(区分のような合意形成が不要)
  • 1室の空室が全体に与える影響は小さい
  • 土地が自分のものなので、土地値が価格を支える
  • 用途転換や建て替えの自由度がある

一棟は自由度が高い代わりに、負担も一括で来ます。屋根や外壁の修繕を、自分だけで判断し、自分だけで負担することになります。

両方持っている場合の考え方

一般に、区分のほうが単独で売りやすく、一棟のほうが残りやすい傾向があります。個別に売っていくと、扱いにくい一棟だけが手元に残ることになりがちです。

まとめて売る方法もありますので、全体をどう整理したいかを先に決めておくと、順番を間違えずに済みます。

先に確認しておくこと

区分マンションと一棟物件を売る前に確認しておくことの一覧。それぞれの現況、区分の管理費・修繕積立金の額と滞納の有無、一棟の直近の修繕履歴、全体でいつまでに整理したいか。
  1. それぞれの現況(賃貸中か空室か)
  2. 区分は、管理費・修繕積立金の額と滞納の有無
  3. 一棟は、直近の修繕履歴
  4. 全体でいつまでに整理したいか

当社は区分マンションも一棟物件も買取の対象としています。エリアや種別が異なっていても、一括でお引き受けした実績が多数あります。物件種別のページに対応範囲を掲載しています。

本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。個別の物件については状況によって判断が変わりますので、具体的な相談はお問い合わせフォームまたはお電話でお寄せください。

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