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境界が確定していない土地は、そのまま売れるのか

測量には費用も時間もかかります。確定させてから売るべき場合と、現況のまま売って差し支えない場合を分けて整理します。

古い土地では、隣地との境界がはっきりしていないことが珍しくありません。境界標が見当たらない、測量図が古い、隣の塀がどちら側のものか分からない——よくある状態です。

結論から言えば、確定していなくても売れます。ただし、確定させたほうが有利な場合もあります。分けて考えます。

測量にかかる費用と時間

境界を確定させる確定測量には、隣地所有者の立ち会いと承諾が必要です。

  • 費用の目安:約35〜100万円程度(土地の規模・状況による)
  • 期間の目安:隣地との調整が順調でも1〜3か月、難航すればそれ以上
  • 相手が国や自治体(道路・水路)だと、手続きに時間がかかることがある

費用より、期間の読みにくさのほうが問題になることが多いところです。相続や納税で期限がある場合、測量を待っているうちに間に合わなくなることがあります。

確定させたほうがよい場合

  • 土地の価値に対して測量費の割合が小さく、面積が確定すれば価格が上がる
  • 隣地との関係が良好で、立ち会いがすぐ取れる見込みがある
  • 買主が居住用や事業用として買う前提で、確定が条件になっている
  • 分筆して一部だけ売りたい

現況のまま売って差し支えない場合

  • 隣地所有者と連絡が取れない、または関係がこじれている
  • 期限があり、測量を待つ時間がない
  • 測量費に見合うだけの価格上昇が見込めない
  • 買主が測量を前提に評価できる事業者である

当社は、境界が未確定のままでも買取の対象としています。必要な場合は当社側で測量に対応して買い取れる場合もありますので、費用を先に負担する必要はありません。

越境がある場合

塀、屋根の庇、樹木の枝、給排水管。隣地との間で、どちらかがはみ出しているケースはよくあります。

越境そのものが直ちに問題になるわけではありませんが、把握しているのに伝えないのは避けてください。後からのトラブルにつながります。分かっている範囲で先に共有していただければ、その前提で評価します。

先に確認しておくとよいこと

  1. 手元に測量図があるか(あれば作成年を確認)
  2. 境界標が現地に残っているか
  3. 隣地所有者と過去にやり取りがあったか
  4. 塀や擁壁が、どちらの所有か分かるか

すべて分からなくても構いません。法務局の公図や地積測量図はこちらで取得できます。まずは所在地だけでもお知らせください。物件種別のページに、対応している土地の類型を掲載しています。

本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。個別の物件については状況によって判断が変わりますので、具体的なご相談はお問い合わせフォームまたはお電話でお寄せください。

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