借地権・底地の収益物件は、誰に売るかで価格が変わる
借地権も底地も、単体では買い手が限られます。一方で組み合わせ方によって価値が大きく動きます。売る前に押さえておきたい構造を整理します。
続きを読む兄弟で相続した一棟物件は、持ち続けるほど関係者が増えます。共有のまま持つリスクと、整理の選択肢を実務の順番で整理します。
親から一棟アパートを相続し、兄弟3人の共有名義になっている。地方ではよくある形です。
当面は困らないため、そのまま何年も過ぎることが多いのですが、共有は時間が経つほど解きにくくなります。何が起きるのかと、整理の選択肢を見ておきます。
物件全体を売る、建て替える、といった判断には共有者全員の同意が必要です。一人でも反対すれば動きません。連絡が取れない共有者がいるだけで、事実上手が止まります。
これが最も重い問題です。共有者の誰かが亡くなると、その持分はさらにその相続人へ引き継がれます。3人だった共有者が、次の世代で6人、その次で10人以上になることも珍しくありません。
面識のない親族と全員で合意する——これが、共有を放置した先にある姿です。
実際に管理をしているのは一人だけ、というケースがよくあります。手間は一人が負い、家賃は持分に応じて分ける。この不均衡が、後の話し合いをこじらせる原因になります。
| 方法 | 内容 | 向くケース |
|---|---|---|
| 全員で売る | 物件全体を売却し、代金を持分に応じて分ける | 全員の意向が揃っている |
| 一人が買い取る | 他の共有者の持分を買い取り、単独名義にする | 続けたい人がいて、資金がある |
| 持分だけ売る | 自分の持分のみを第三者に売却する | 合意が得られない・待てない |
最も手取りが大きくなりやすいのは、全員で売る形です。物件がまるごと動くため、買主の選択肢が広く、価格も付きやすくなります。まずはここを目指すのが基本です。
他の共有者の同意が得られない場合でも、自分の持分だけを売却することはできます。ただし、持分だけを買う相手は限られるため、物件全体を売る場合に比べると価格は下がります。
「持分だけ売る」は、あくまで最後の手段として位置づけるのが実務的です。まずは全体売却の可能性を探り、それが難しいと分かった段階で検討する順番をおすすめします。
特に2番目が要です。金額が分からないまま話し合っても、感情の話にしかなりません。先に査定を取り、共通の数字を置くだけで前に進むことがよくあります。
当社は、共有者全員での売却はもちろん、持分のみのご売却もご相談いただけます。名義や相続の手続きが未了でも、提携の司法書士と連携して進められます。
ご家族間の話し合いに使える資料として、査定書だけをお求めいただくことも可能です。査定は無料で、その後に売却されなくても費用はいただきません。
売るべきか迷う段階のご質問だけでも構いません。
秘密は厳守します。